勉強についていけない! 小学生の子どもが勉強についていくために心がけること

勉強についていけない! 小学生の子どもが勉強についていくために心がけること

小学校の勉強は中学・高校の勉強の基礎となります。つまり、小学校の勉強でつまずいてしまうと、その後の勉強全てに影響が出てしまう可能性があります。とはいえ、「勉強しなさい!」と言ってもなかなか子どもは言うことを聞きません。
では、どのように接したら子どもは勉強をするようになるのでしょうか。

勉強する習慣をつける

子どもに勉強してもらうためには、まず勉強することが当たり前の感覚、つまり習慣化してもらうことが一番です。「時間・場所」が決まっていると習慣化しやすいので、家に帰ってから30分間や、ご飯の後に30分間など具体的に決めるとよいと思います。

場所についてはなるべく勉強に集中できるところがいいので、子ども部屋ではなくリビングなどがいいでしょう。ゲームなどは片付けて、勉強に集中できる環境を作ることが大切です。1日たった30分でも、365日続ければ10,950分、約182時間にも及びます。1年間で勉強しない子に比べてこれだけ学習をしたら、結果は目に見えて分かっていただけるでしょう。

まずは簡単な問題から始める

「よし!やるぞ!」と意気込んで、いきなり難しい問題から始めてしまうと、やる気が起きづらくなります。まずは簡単に解ける問題を最初にやるのが、モチベーションを保つコツです。小学校低学年の子なら九九を最初にやるなど、まずは集中する体制を整えるためにも、楽に解ける問題から始めて頭の体操をしましょう。

達成感を与える

子どもに勉強を楽しく続けてもらうためには、達成感を感じてもらうことが必要です。「達成感を感じる」と聞くと、何をしたらいいのだろうと思ってしまいますが、お母さんが問題の丸つけをしてあげる、問題を一つ解いたらシールをあげるなど、ささいなことで構いません。達成マップみたいなものを作って、正解するごとに色塗りするのもいいと思います。目に見える進歩は子どもにとってもワクワクするものです。

それによって子どもとのコミュニケーションもとれるので、「どんな問題があった?」「難しかった?」など勉強についての振り返りもしてください。勉強についてのコミュニケーションが自然にとれると、子どもの勉強嫌いは起きにくくなります。

なぜ間違ったのか?を考える

課題に取り組んでいると、どうしても間違えてしまう問題に出会ってしまいます。間違えた事実よりも、なぜ間違えてしまったのか? を考える必要があります。

子どもによっていろいろな考え方の癖や、間違えてしまうパターンがあるものです。特に同じ問題で何度もつまずいてしまう子は、かなり頑固に癖がついている可能性があるので、丁寧に振り返りを行いましょう。

分かるまで何度も何度も繰り返し解く

なぜ間違えてしまったのかを振り返った後は、何度も何度も分かるまでその問題に取り組みましょう。頭で分かっていても、実際にペンを持って解かなければ身につきません。週に1回、間違えてしまった問題を振り返る日を作り、テストという形で解き直すのもいい方法だと思います。

間違えている問題をどんどんクリアしていけば、自ずと成績が上がっていきます。「間違いは財産だよ!」と声かけをして、どんどん苦手を潰していきましょう。

子どもを叱らない。褒めて伸ばす。

問題を間違えてしまったとき、「どうしてこんなミスするの?」と怒ってしまうことはありませんか。積極的に勉強をしたいと思っている子どもはそう多くはありません。その上叱られてしまうと、「勉強=怒られるもの」という意識がついてしまいます。こうなってしまうと、勉強そのもののやる気が削がれてしまう可能性があります。

逆を言えば、褒められて悪い気がする人はほとんどいません。褒めて伸ばすという言葉がある通り、褒める行為は相手のモチベーションを上げてくれます。ミスしてしまったときは、「次はどうやったら解けるようになるかな?」と一緒に考えてあげましょう。そして、正解したら「すごいね!」とオーバーなくらいに声がけをしてあげてください。「勉強って楽しいな」「またやりたいな」と思ってもらうことが大切です。

まとめ

小学生のうちに勉強の習慣をつけることで、中学・高校での学力に大きく差が出ると考えられます。中学・高校で学力が伸びない子の多くは、小学校の勉強の基礎ができておらず、そもそもの部分でつまずいてしまうことが多いです。

勉強の習慣化はなかなか難しいので、ぜひご両親からサポートしてあげてください。ただ闇雲に勉強すればいいというわけではありませんが、学ぶことは必ず子どもの将来のためになります。主体的に勉強するようになるまでは、勉強嫌いにならないよう上手にモチベーションを保つのが理想です。

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