数学が苦手な小中学生はどうしたらいいの？　算数からやり直すのが近道！

数学が苦手な理由とは？

人間の脳は一度苦手意識を持つと、次回からは拒否反応を示すように作られており、一度苦手になってしまうと、取り戻すのはかなり困難になります。そのため一番大切なことは、なるべく苦手意識を持たないようにすることです。

文章がよく理解できない

算数も途中から文章問題になってきますが、そもそも国語力がないと文章が正しく理解できず、問題もよく理解できないというパターンもあります。

国語は勉強の基礎ですから、きちんと学習すれば、数学やほかの教科の問題も読め、ちゃんと理解できるはずです。まずは国語から復習してみることも、遠回りに見えて近道の場合があります。

そもそも向いていない

学問の大まかな分類として文系と理系がありますが、数学は向いていないという人は多いと思います。

具体的にいえば向いていないというよりも、問題を解けないから嫌いとか、中には数字を見るだけでも拒絶反応を示す人もいます。

ですので、算数や数学に関しては分からないところがあったら、飛ばすことなく、自分で理解してから次に進むことが重要です。

数学の苦手意識の克服方法

克服方法はさまざまありますが、やはり自分一人ではやらないで、勉強していてつまずいたときに誰かにすぐに聞ける環境だったり、すぐに解決できないと勉強を辞めたりする恐れがあります。もしやり直す場合にはすぐに誰かに聞ける環境で勉強しましょう。

小学校の算数からもう一度やり直す

数学が苦手＝算数が苦手なので、もう一度小学校の算数から復習し直し、どこまで分かり、どこから分からなくなったのかを知ることで、分からなくなったところから誰かすぐに聞ける環境で復習し直しましょう。

数学は基礎がしっかりしていないと、応用をやっても全く理解できません。まずは基礎固めを行うことが、ほかの教科以上に重要なのです。

塾に通う

苦手克服のために一番いい方法が塾に通うという方法です。数学は一度基礎の部分でつまずいてしまうと、リカバリーがどんどん難しくなってしまう教科の一つです。

もし、分からないとこらがあったらすぐに誰かに聞ける環境が最も良いでしょう。できれば塾での授業や自習時間など、分からないところはいつでも質問できる環境を作り、少しでも分からないところがあったら講師に聞き、自分で納得してから次のステップに進むことで少しずつ苦手を改善できます。

数学の勉強で一番やってはいけないことは、「分からないまま次に進む」ことです。分からない部分を放置せずに分かるまで頑張って理解することが、数学の苦手意識を克服するには重要になのです。

数学はそもそも将来に役立つのか？

数学を学習していて気になることに、将来本当に役に立つのか？　ということがあります。実際のところ数学は将来に役に立つものなのでしょうか。結論をいえば、数学は将来の役に立つものです。

ローンの計算や給料の計算に役立つ

例えば、家を買い、何年ローンにして、利子は年率何％でいくら払うなど、総額でいくら払うといった、いろいろな計算式で役に立ちます。

ほかにも生活費の計算、税金の計算、食費の計算や、給料日までいくらあれば足りるのか、現実的な計算でも役に立ちます。計算をする習慣がなかった方や数学が本当にできなかった方は、簡単な計算であってもなかなかスムーズにできない場合が多いでしょう。

また、家庭で料理するときに調味料の分量の量り方や、総分量の計算、月末までお米がもつかなどの計算もできます。日曜大工で犬小屋など少し大きいものを作るときにどのくらい木材が必要なのかなど、役に立つ場面は数多くあります。

数学は「宇宙」を描ける

例えば夜空にまたたく星たちの間の距離、宇宙の構造、そしてブラックホールなどは、数学の数式によってその姿を導き出せます。一見数学と何の関係もない「宇宙」は、実は数式と密接に関わっており、数学を極めていくことは宇宙や地球、そして私たちがいま生きているこの時間や空間の定義にもつながっていくのです。

数字に何となく拒否反応を持っている方、数学に夢も希望を見出せない方も、自分たちの生きているこの時間、空間、そして宇宙を数学で定義できることを考えると、少しだけでもワクワクして数学に臨めるのではないでしょうか。

まとめ