化学が苦手な人向けの克服方法は? 勉強するメリット

化学が苦手な人向けの克服方法は? 勉強するメリット

「理系を選んだけれど、化学が難し過ぎて理解できない」「化学が嫌い」という方は意外と多いです。ですが、化学はそこまで難しい教科ではありません。自分が作り上げた「苦手だ」という先入観が勉強の邪魔をしているのです。
今回は化学の苦手意識を克服するために、どう勉強するべきか、化学を勉強するメリットについて解説していきます。

基本的な知識を暗記しよう

まず化学が苦手という人は基本的な知識を何も覚えていない場合がほとんどです。例えば、数学を勉強するとき、小学生で習った算数の足し算、引き算、掛け算のやり方を暗記し、応用して問題を解いていきます。それと同じで、化学もある程度の暗記が必須です。

よく「化学に暗記は必要ない」という人がいますが、もしそういう人がいれば、何かかの構造式を訪ねてみてください。ほとんどの人が答えられます。つまり、そう言っている人はすでに暗記をしていて、暗記は必要ないと錯覚しているのです。基本的なことを暗記せずに良い成績を取れる教科は1つもありません。まずは基礎的な知識の暗記から始めましょう。

では何を暗記するかというと、周期表や化合物の名前、定理などです。これらを覚えないことには化学の勉強は困難です。逆にこれらを完璧に暗記できれば、たいていの問題は応用を利かせ解いていくことが可能です。実際イオン化合物などは周期表を暗記できれば頭の中で作ることができます。必要な材料があれば後はそれを組み合わせて料理していくだけですので、頑張って暗記していきましょう。そして、暗記しているうちに化学はそれほど難しいものではないことに気づき、苦手意識も薄れていきます。

高校の教科書を暗記すれば大学入学共通テスト(新センター試験)でも戦える

大学進学を希望の方は、化学を覚えるとチャンスです。化学は高校の教材を覚えるだけで9割ほどの点数を取ることができる数少ない教科の一つです。嘘のように聞こえるかもしれませんが、先ほども解説したように化学は基本的なことを覚えてしまえば後は応用を利かせて問題を解いていくだけですので、完璧に暗記しなくても基礎の暗記でかなり高得点を取れる科目でもあります。
ほかの教科は、暗記しただけでは高得点の獲得は難しいです。大学入学共通テスト(新センター試験)を受験する予定の方は、今のうちから化学をしっかりと学習し、大学入学共通テスト(新センター試験)の点数の稼ぎ頭にしていきましょう。

化学を学ぶ楽しさ

「化学は難しいもの」「テストがあるから勉強しなければならないもの」と思っていては、なかなか学習もはかどらないものです。化学は日常生活のありとあらゆるものに応用されています。

例えば、道路のコンクリートです。コンクリートはどこにでもあたり前のように使われていますが、実は、あれは化学の結晶体です。セメント、石、砂、水を混ぜ合わせることにより、セメントが水と反応して化学反応を起こすことによって固まります。また、夏になると花火をすることもあるかと思いますが、あれも化学の力によるものです。花火は原子に熱を加えたときのエネルギーの差によって色が変わる、炎色反応を用いたもので、リチウムであれば赤色、ナトリウムであれば黄色、カリウムであれば紫色の反応が起きます。

普段何気なく目にする物のほぼ全てに化学は使われています。学んでいくうちに、「そういうことだったのか」と納得する場面も多く、学ぶ楽しさを感じられる教科でもあります。苦手意識を持つのではなく、好奇心を持って取り組んでいけば化学の楽しさに気づいて、結果として学ぶことが苦ではなくなっていきます。先入観を持たずに学習に取り組んでいきましょう。

最短で苦手を克服したいなら

とはいえ、いざ化学を学習しようと思うとなかなか手に付かないものです。そんなときにおすすめなのが個別指導塾です。勉強を教えるプロに習うことで、勉強をする楽しさや、新たな気づきを得ることができ、学習が進みます。また、化学が苦手という同じ悩みを持った仲間にも塾で出会うことで、お互いに切磋琢磨しながら勉強に励むこともできるでしょう。

まとめ

化学が苦手という人は少なくありません。ですが、それはチャンスでもあります。多くの人が苦手意識を持っているということは、捨て教科として力を入れて勉強していないということです。もしその教科で良い点を取ることができれば、ほかの人よりも抜きん出ることができます。特に大学入学共通テスト(新センター試験)の受験を考えている人は、今から本気で勉強することでかなりの強みになりますので、苦手意識を克服して、日々学習に取り組んでいきましょう。

しかし、個別塾の中には化学に対応していない塾が多くあります。TIP個別指導では、化学のほかに、物理、世界史、日本史にも対応しており、ほかの塾では学べないような教科を学ぶことができます。また、国公立大学に入学した卒業生も多数おり、実績についても申し分ありません。化学の苦手を最短で克服したい人は、「TIP個別指導」をご検討ください。