小学生のお子さんの通塾に伴う保護者の不安を取り除くために

小学生のお子さんの通塾に伴う保護者の不安を取り除くために

塾を利用される保護者の一番の願いは、お子さんの学力向上でしょう。それでも学校から帰った後に再び家を出て塾に通うためにお子さんが家を離れるとなると、それに伴う不安を保護者が抱くお気持ちも理解できます。そのような不安を少なくし、安心して塾に通わせるためにできることをご紹介しましょう。

通塾に伴う保護者の不安

通塾時の不安

塾を利用される保護者にとって一番の不安は、お子さんの学力に対する不安や、将来の進路に対する心配などでしょう。当塾はそのような保護者の不安や心配を安心に変えて、お子さんの成長にさらなる期待を持てるように指導していきます。

しかし、お子さんが塾に通うことで学習面の不安が解消されるとはいえ、学校が終わった後の遅い時間にお子さんが家を離れます。塾の行き帰りに何か起こらないだろうか、無事に着くことができるだろうか、といったご心配もあることでしょう。特にお子さんがまだ小学生の場合、身体が小さいこと、体力や判断力が十分とはいえないことで、トラブルに巻き込まれたときに自分でうまく対応できるのかどうか、保護者にとって不安は尽きません。

それでも、あらかじめ起こりそうな事故やトラブルを予想しておけば、巻き込まれないように事前の対応も可能です。具体的にどのような事故やトラブルの可能性があるのかを考えてみましょう。

交通事故の可能性

通塾時に最も起こりやすい危険といえば、交通事故によるトラブルです。
徒歩や自転車で通う場合、小学生のお子さんは周囲の様子に気づかずに自分が行きたい方向に行ってしまうことが多いものです。そのようなときに事故に遭う可能性があります。

また、電車で通塾するときには、駅のホームでの電車の待ち方によって危険を伴う場合や、駅構内でのほかの乗客との接触によるけがなどの可能性もあります。乗り換えが必要な場合は、乗り間違えたときに焦ったために思わぬトラブルを招いてしまうことも少なくないでしょう。

知らない人からの声がけによるトラブル

昨今、不特定多数の人や子どもに危害を加える犯罪も増えてきています。街を1人で歩くお子さんは狙われる可能性も少なくないでしょう。道を尋ねるふりをして小さな子どもを車に乗せる事例もあります。そのようなことに巻き込まれる可能性も視野に入れてください。

事故やトラブルに巻き込まれないために

お子さんが塾に通うには、通塾の途中に上記のようなリスクが考えられます。しかし、その危険性を把握して対策を考えておけば、十分に回避できます。

実際、学習塾にはたくさんのお子さんが通っており、その多くは長い期間無事に通塾しています。心配し過ぎる必要はないのかもしれませんが、もしもを考えて対策を考えておけば、安心して塾に送り出せます。

お子さんとの約束事を決めておく

小学生のお子さんは、いつもと違う状況になった場合に、自分の判断で行動することはまだ難しい面があります。しかし、保護者や先生から言われたことや約束したことには忠実に従おうとする年齢なので、そのことを考慮して、具体的な約束事を決めておくのが良いです。例えば、交通事故に遭わないために、次のような約束事が考えられます。

  • 信号待ちでは、青になってもすぐに渡らないことや、点滅したときは渡らずに次の青信号を待つように伝えましょう。
  • 歩くときには、バッグを振り回さずにしっかり持って周囲に気をつけて歩くように教えてあげましょう。
  • 電車で通塾する場合には、ホームでは黄色い線の内側で電車を待ち、行き先を確認してから乗車することを約束しましょう。

もし乗り間違えたときにはどうすれば良いかを教えておけば、お子さんにとっては安心です。また、駅の構内では、急いでいる人が誤ってぶつかってくることも考えられます。そのような危険を避けるために、ほかの人の邪魔にならないように歩くことを教えてください。階段は特に危険なので、気をつけるなど、いくつかの約束をしておいてください。この機会に、乗車時のマナーも教えておくとさらに良いです。

知らない人から声をかけられたときには、急いでいるからとか、親に叱られるからと理由をいって応じないように伝えておくのが無難です。もしもそれでもしつこく声をかけられて困ったときは「子ども110番」の家に入るように教えてください。初めての通塾時には保護者も一緒に歩き、どのお店がその役割を担っているのか把握しておくと良いです。そのときにはこれからこの道をお子さんが1人で通う旨を伝えてご挨拶しておけば安心です。

そのように約束事を決めていても、まだ小学生のお子さんですので、何らかの間違いをしてしまうこともあり得ます。そのときにあわてなくて済むように、時間にゆとりを持って家を出られるように心がけてください。時間に遅れそうになって、あわてたときに横断歩道で飛び出してしまったり、電車の行き先を確認しなかったりという、トラブルにつながる行動をすることがあります。ゆとりがあれば落ち着いて行動できるので、安心して通うことができます。

もし、どうしても家を出るのが時間ぎりぎりになってしまった場合は、ご連絡いただければ対応いたしますので、お子さんがあわてず安全に塾に向かうように声をかけてあげてください。また、行くときよりも帰りのほうが、気が緩んで約束を忘れてしまいがちです。塾側でもお子さんを送り出すときに声をかけますが、保護者からもひとこと伝えてあげてください。

保護者が安心できるように当塾が行っている対応

当塾では、お子さんが無事に塾に着いたことを保護者が確認できるように、お子さんの到着をメールでお知らせする取り組みを行っています。また、授業が終わってお子さんを送り出したときにもメールでご連絡しております。

まとめ

小学生のお子さんにとって塾に通うことは、学力を確かなものにするとともに、通塾という経験も社会経験を広げるための新たな成長の機会ともいえます。塾での勉強だけでなく、通塾時の安全の確保についてもご家庭で話し合い、ぜひとも安心・安全な状況の中で学習が進められるようにお子さんを応援し、塾とご家庭で協力し合いましょう。

「TIP個別指導」では、上記の通り、お子さんが到着したときや帰宅の途についたときにメールでご連絡するなど、保護者の方にご安心いただける取り組みを行っております。学習面だけでなく、通塾に伴う心配ごとについてもお気軽にご相談ください。